ISBN:4101215235 文庫 小川 洋子 新潮社 2005/11/26 ¥460







タイトルからして、
前から気に入っていた本。
週末に買ったが、字も大きくあっという間に読んでしまった。

博士の記憶から家政婦が消えたときの、
「私の誕生日は220です。284と友愛の契りを結んだ、220です。」
の部分が一番感動した。

数式が小説の合間合間にでてきて、
そのたびに考えたり思い出したりしながら読んで、
最後まで飽きなかった。
どうもタイガースのくだりのところがあまり共感できなかった。
そして、終わりももう少し展開があると思いきや、
結構さらっと終わったので、
少し不完全燃焼という感じ。

別に悲しくなる小説を読みたかったわけではなかったが、
てっきり博士が最後には死んでしまうとばかり思っていた。

でも、とても温かく、そしてせつない内容でした。
(周囲の冷たい視線と、それに負けない家政婦、とか・・・)
数学・算数が大好きな自分としては、
また数学熱がでてきそうな、良い刺激になる小説でした。

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