伝えることが難しいことでも、伝えることを試みなければ永遠に伝わらない

AM10時に他県にてアポ。
AM10時にその会社につくためには、
8：15の電車にのらねばならない。
乗り遅れると次は9時に出る。するとその会社には11時ごろついてしまう。新規訪問で1時間遅刻はまずい。

その電車がある駅までうちからバスで5分くらいかかる。
最寄のバス停は家から徒歩1分だが、道路はさんで向かいにある。信号の待ち時間が最長で2分はかかる。

切符を買ったりしないといけないので、8時には家をでて、
5分くらいにはバスにのり、10分くらいに駅につき、
切符を買って、改札をとおり、電車に乗り込む。
という算段でした。
このスケジュール自体もギリギリなのだが。
8時に家をでるということで、7時半には起きないといけない。
私はおきてから家をでるのに30分かかる。
誰も知る必要はないが、
?起床＆○○（5〜10分）
?ひげそり、顔と髪を洗う（3分）
?髪を乾かしてセット（10分）
?シャツとかネクタイとか装着（3分）
?飲み物を飲むか、たばこを吸う（残り時間による）

?に無駄な時間が多いが、やむをえない部分もある。

ということで、7時半に目覚ましをかけた。
が、こともあろうか普通に35分に起きた。
ただ寝ぼけていて、いつもより早いやんとか思ってゆっくりしていた。
普通に準備をしていたら、本来家をでる予定だった8時を大幅にまわり、8時5分になっていた。
まずい・・・駆け足で家をでる。
信号はやはり赤。ボタンも押されていない。2分コースだ。
中央分離帯があるくらい向かいは遠い。
が、朝っぱらから忍者的なダッシュでなんとか信号無視成功。
バスに飛び乗る。
すでに8時8分くらい。敗色濃厚。
駅前のバス停につくと13分くらい。
バスの運転手が黄色信号でストップします精神だったため、12分着でもよいところを見事に13分着にした。

ここから電車に乗るまで2分・・・これはもう神業だ。

ちなみにバス停から、移動し電車に乗るまでのフローは、
バス停を降りる→信号を渡る（赤の場合1分は待つ）→駅まで歩く100mくらい→切符買う（4500円くらい）→改札とおる→ホームへダッシュ→電車にのる

これが2分でできるとは思えない。
しかし、やるしかない。
バスに乗っているときからシュミレーションは何回もしていた。

まずはポケットにいれていた5000円。しかし千円札×5であった。どう考えても、あの券売機に1000円札を5枚もいれている時間はない。方針変更して、最も安い160円を買い、とりあえず電車にのることにした。
われながら鮮やかな動きだった。
忍者のような振る舞いで黄信号をわたり、100m20秒くらいの普通さで走り、160円の切符を買うやいなや改札にヘッドスライディング。ヘッドスライディングはしていないが、もう切符を通した時には切符の出口より先に体がいっている（ウソか？）。まるでリレーのバトンのようだった。
そして160円の切符をもち、ホームへダッシュ。エスカレータ混雑につき階段ダッシュ。ロナウジーニョも見とれるほどの細かい足さばきで階段を駆け上がる。
ホームにつくと電車がまさに発車していた。
ドアは閉まっている。
電車は戻らない。

さて巻き戻しがはじまった。
階段を中村俊輔も驚きの足さばきで駆け下り、改札のところでちゃっかり「乗り遅れちゃったんですけど」とかいって160円を受け取り、そしてすぐに高速バスへ。
そう、電車がだめなら高速バス。

あぁ私はビジネスマンになって成長したのだ。
なんという素晴らしき判断力。
そしてあまり待たずしてバスに乗る。
もちろんバスに乗る時の順番も1番だ。
魚住もあこがれるほどのスクリーンアウトをこなしていたからだ（1番に乗ってもバスが早く進むわけではない）。
そして動きだすバス。座る僕。
朝イチでテンションのあがらない運転手。
静かな声でいう。
「○○駅到着は、10時40分です」

・・・全然まにあってない！！！！
時の無情さを感じ、情緒あふれる一連の行動が全く無意味だったことに気付き、アクエリアスで乾杯した。
次のJRを待つほうが早く目的地についていた。
かくしてお客さんのアポを1時間遅らせてしまった。
初回訪問にしてなんと無念なことか。
そしてお客様のところつくも、相手が1個下っぽくてちょっとむかつく態度だったので、むかつく・というのを顔や態度にだしてしまった。3年目にもなると相手が年下、ということもたまにある。
しかしお客様はお客様。そこらへんをわきまえる必要はあります。

とにかく、一連の流れを書きとめておきたかっただけなので、
書き留めて満足したので日記は終わります。
こんな日記を読んでくださった方、本当にありがとうございました。

なんかまとめ方が最終回っぽくもなっているが、全然そんなニュアンスじゃありません。

・・・んな感じです。