瞬間を生きる僕ら

2004年11月23日 小話
タイトルから話はややそれるのですが、
それならタイトル自体をややそれるものに合わせれば
いいのでは、という感じですね。

<背景>
・レンタカーを借りていた
・彼女を送りに空港までいった
・所持金: 4400円
・時刻:  朝7時37分空港入り
・駐車料金:1時間200円

さて、彼女を見送ったわけだが、
時間はまだ朝の8時くらい、速攻で帰るのもな〜、
とか思ったので、空港の中にあるカフェテラスへと赴いた。
カフェテラスといってもその意味がわかっておらず、
朝の膳 というコトバからは カフェ 感は伝わってこなかった。
800円のと1050円のがあったが1050円のにした。

かくして所持金が300円ちょっとになっていた。
なぜ1050円で?
って感じだが、
そう、その前に年末ジャンボを買っていたのだ。
空港で買う必要性など全くなかったのだが、
なんとなくそういうテンションになって、買った。
かくして4400-3000-1050=350円という方程式。

さて。
そろそろ帰ろうかと思ったが、
そこで考えないことにしていた駐車料金の問題。
実際頭の片隅には常にあった。
なんと、年末ジャンボを買う時から意識していたのだ。
(ここで買ったら、3000円使って1400円になるから、
飯とか食ったら最悪駐車代たりんくなるな・・・
ま、銀行いけばいっか。)

ま、そうなのだが・・・。
そしてご飯の時も選択肢はあった。
800円のとかにすればよかったのだが、
1050円の方がおいしそうだった。

かくして350円。
駐車料金が1時間200円で、
もちろん1時間1分は400円になるという、
なんともデジタルな世界だ。
1時間1分ていうか、1時間1秒も400円という、
いかにもデジタルっぽい世界だ。デジタルと言いたいだけ。

(あ〜もう400円なってるから、金たりんやん^^;
銀行確か地下にあったと思うけど、遠いからめんどくさいな〜)

その時まだ銀行が開いていなかったのでめんどくさいうえに
金は下ろせないという状態だったのだが、
とにかく、腹時計よりも腕時計、ということで実際の時計を
見てみた。

8時31分。

ぉぉ!まだ1時間たってないやん!!(駐車券打刻が7時37分)
しかしあと6分とはまた微妙な・・・。

今から外にでて、車乗るまで・・・・5分はかかりそうだな!!
ギリギリ間に合うな!!!

しかし、ギリギリ間に合うのは車に乗るまでだった。
間に合わなければならないのは車に乗るまでの時間ではなく、
あのバーのところまでに行く時間だった。

そんなこんなを考えていると、
6分で着く自信が少しずつ薄れてきた。
そして考えているうちに、
6分あった時間も少しずつ減っていた。
そして、一番懸念していた部分がこの8時31分を指している
時計の信憑性。今の状態で、実は3分遅れていた、とかは
かなり重大な問題だ。

あ〜俺ってこんな時決断力ないな〜とか思いながら、
銀行いこ〜、と。

だってね、1分すぎちゃって、バーの前で立ち尽くしとか
嫌やん。
最悪、駐車券いれて、金たりんで、
しかも後ろに車が待ってて、
バーはあかない。
機械とは無機質なものだ。400円いれない限りバーは上がらない。
交渉ができない。融通はきかないが警報は鳴るかもしれない。
怖い存在だ。

俺ができるのは、またカードを取り戻して、
しれ〜っとバックのランプをつけて、
後ろの車を「なんだこいつ?」と思わせながらも
道を開けてもらうことだ。

最悪、焦りながら、顔を赤らめて、
「すいません、ちょっと金たりなかったんで、ここからでられないんで、ちょっともう一回で直してきますんで!」
とか趣旨をつかみにくい説明を後ろの車にしなければならない。

そんな、見えない「後ろの車」の重圧にも負け、
結局6分にかけて猛ダッシュ作戦はやめにした。
猛ダッシュ作戦て。

そして銀行へ。
開いてなかった。
現在8時35分。
開店は9時から。

あ〜〜

めんどくさい。
もう空港ですることなんてない。

とりあえず1F→2F→トイレ→2F→1F
といったサイクルをこなしてみたが、5分くらいしか
すぎなかった。
さらに途中で同じ女子高生と3回くらいすれ違ったのに
一人で気まずくなる始末。
どうしようもない。

そして、今ある300円で・・・!
と100円で10分のネットをしてみた。
ものの、特にみたいことがない。
さすがに空港のようなオープンな場所でホームページの
管理画面を開くわけにもいかないだろう。
日記もちょっときつい。

ってことで、意味もなくHotmailにサインインして、
メールを削除、閲覧といった時間にあてた。
3アカウントあるのでちょうどよかった。
ま、全然今しなくてよいことだったのだが。

かくして9時2分前くらいか。
再び銀行に赴く。
9時になると自動的にロックが解除されるようだ。
ATM専用のとこなので。

そして、開店前に待ってるのなんて・・・
って思ったがすでにおばさんが並んでいた。
なんか悔しかったのだ。
俺なんて8時半に一回ここきてたんだぞ!
なんとなく一番に入りたかったのだ。
しかしこのおばさんは6時半くらいにきてたけどまだ閉まってて、
同じく2時間半くらい空港で時間をつぶしてたんだ、
と思うことにして、心を落ち着かせた。
今の3行はマルマル嘘です。そんなこと全く思いませんでした。
いらぬ後付け。
ただ、一番に入ってみたかった。

かくして、金を下ろし、ついでにATMで暗証番号を変える!
という機能も使ってみた。実感は湧かなかった。
すでに忘れそうだ。

と、金もおろしたので、安心して駐車場に向かった。
もう怖いものは何も無い。
料金所にいくと自動の方と係員のおじさんがいる方があった。
なんとなくおじさんの方にいった。
400円払った。

なんか、このおじさんだったら、300円しかないです〜って
行っても通してくれそうだったな、
とか余計な想像シーンを浮かべながら、帰った。

その後レンタカーを返す時も同じようなことがあったが、
大体同じような展開なので割愛。

とっさの判断ができるかどうか。
知識・経験・そして判断力。
この3つを兼ねそろえたいものですね、
といったところです。

オチ等は特別用意してません、いつものことですが・・

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